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2017年07月21日
ブログ

遺跡めぐりをして下野谷遺跡の宝物を探そう!

下野谷遺跡は、西東京市東伏見に所在する縄文時代中期(今から4,000から5,000年前)の集落跡で、南関東では最大級の規模と内容を誇り、平成27年に一部が国史跡に指定されました。この「国史跡下野谷遺跡」を地域の宝物として素晴らしい遺跡に育てるための意見交換会(ワークショップ)を開催します。参考となる近隣の遺跡の整備や活用の様子を見学し、下野谷遺跡の未来を一緒に考えませんか?

下野谷遺跡とは

下野谷遺跡は、西東京市東伏見二丁目、三丁目、六丁目地内に所在する縄文時代中期(今から約5千年前から4千年前)の環状集落であり、南関東では傑出した規模と内容を誇っています。集落には、土坑(お墓と考えられる穴)群のある広場を囲むように、住居跡や掘立柱建物(倉庫などと考えられる建物)群などが並ぶ形で構成されており、縄文時代中期の典型的な「環状集落」という構造をしています。さらに、こういった環状集落が谷を挟んで複数存在しており、「双環状集落」と呼ばれる拠点的な集落の特徴があります。 このような形態や、出土している土器からわかる集落の継続期間が1,000年間と非常に長く、また、住居跡や土坑が密集して見つかっていることなどから、石神井川流域の拠点となる集落だったと考えられています。

これまでの発掘調査では、下野谷遺跡の周辺では、戦前から、畑の耕作などの際に縄文土器のかけらなどが多く見つかることが知られており、昭和25年に考古学者の吉田格氏により「坂上遺跡」という名称で、文献上初めて紹介されました。その後、昭和48年から本格的な発掘が実施され、昭和50年には旧字名をとり「下野谷遺跡」と名称が変更されました。調査では、旧石器時代から縄文時代後期にかけての遺構や遺物が出土していますが、特に縄文時代中期の縄文土器や石器が多く出土しています。

国史跡の指定

発掘調査が重ねられる中で、縄文時代の大集落の存在が徐々に明らかとなり、特に今から5,000年前から4,000年前の縄文時代中期には、南関東で有数の規模と内容を誇る大集落であることがわかりました。このような中、遺跡に対する市民の皆さんの関心が高まり、平成19年には下野谷遺跡保護のため一部を公有地とし、下野谷遺跡公園を開園しています。都市化の進んだ市街地に、縄文時代の大集落がほぼ全域残されていることは非常にまれであり、遺跡の規模も大きく内容も豊かであることから、平成27年には未来に残すべき貴重な文化遺産として、下野谷遺跡公園を中心とした西集落の一部が国の史跡に指定されました。

土器と石器

縄文土器は、その形や模様などから分類され、時期や地域の指標となっています。下野谷遺跡からは、縄文時代の早期から後期にかけての長い年代にわたる様々な土器が出土していますが、縄文時代中期中葉の「勝坂式土器」と「加曽利E式土器」とが最も多く出土しています。また、甲信越や南東北等の土器の影響を受けた土器も見られ、人や物の交流を垣間見ることができます。石器で多く出土したものは、弓矢の先につける石鏃(せきぞく)、石を打ち欠いたり磨いたりして作る打製石斧や磨製石斧、木の実などを割り、磨り潰すための石皿や磨石などです。石鏃に用いられている黒曜石は、伊豆の神津島、信州の和田峠などの産地のものであることがわかっており、広域なネットワークが発達していたことが伺えます。打製石斧は、土掘り具とも考えられ、住居などの掘削のほか、食用植物の根などの堀りあげなどにも使われました。その他、耳飾りや垂れ飾り(ペンダント)といったアクセサリー、祭祀に使われたと考えられる石棒などの特殊な遺物も出土しています。

遺跡ミステリーツアー&ワークショップを開催

遺跡ミステリーツアー&ワークショップを開催します!日時は8月19日(土曜日)午前8時30分から午後5時(予定)、雨天決行します。(集合)保谷・田無庁舎→下野谷遺跡・近隣遺跡・博物館等→市施設(ワークショップ)→田無・保谷庁舎(解散)とバスで移動します。(昼食は各自でご用意ください)。募集は、A~市内在住・在学の中学生、B~市内在住・在勤・在学の15歳以上(中学生はAに含む)。定員は、A・Bとも各15人程度(お申込多数の場合は抽選となります) グループでの参加も可能です。

応募方法は、8月1日(火曜日)(必着)までに、住所・氏名・年齢・学校名(在学の方)を明記し、〒202-8555市役所社会教育課へはがきまたはEメールでお申込みください。グループで申し込む場合はグループ全員分を記入してください。抽選結果は、8月1日(火曜日)以降に申込者全員にお知らせいたします。社会教育課E-mail:syakyou@city.nishitokyo.lg.jp※Eメールでお申込みの場合は、件名を「遺跡ミステリーツアー」とし送信してください。

この記事を書いた人
鈴木 義晴 スズキ ヨシハル
鈴木 義晴
不動産仲介業務に従事して33年、宅地建物取引士の資格を取得して28年が経ちました。お客様に対して、今まで得た知識と経験をもとに解りやすくご説明させていただきます。何かお困りのことはありませんか?私は、様々な分野に信頼できる専門家の人脈を持っています。もし何かお困りのことがあれば、不動産の事以外でも、その問題解決のお役に立てる専門家と提携していますので、いつでもご紹介いたします。弁護士、弁理士、税理士、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、相続診断士、ファイナンシャルプランナー、終活カウンセラー、葬祭ディレクター等お気軽にご相談ください。
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