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2017年05月25日
ブログ

再建築が出きない空き家を売るには、どうすればいい?


20数年前に親御さんより相続した中古住宅を所有するAさん。ご相続後の10数年はご家族と暮らされたお住いでした。当初は住み心地の良いお住いも3DKの間取りゆえ、手狭さを感じてくるようになり、近隣に一戸建てを購入されました。幸いにして、ご近所にお住まいの方の紹介で賃貸にすることができました。

入居者より3/15に引越しします!と連絡

今年1月に入居者の方より、「娘の家族と一緒に住むことになったので3月15日で引っ越しをします」との連絡を受けました。さて、どうする?~ご近所に住まわれるお知り合いの方ゆえ、何も手を加えないことを条件に相場より安く貸していました。退去された室内を確認すると‥住宅設備を含め畳や襖など全てリフォームしないと貸すことができないと感じます。

再建築の許可がおりない中古住宅だった

練馬区内の中古マンションを購入を頂いたお客様のご紹介でAさんにお会いしました。「実は私の所有する住まいは私道の突き当りにあり、新しく建築することが出来ないんです。相続した時には自分たちが住むから気にしていなかったのですが‥どうすればいいのでしょうか」とのご相談を受けることになりました。権利関係を調査し、区役所等の調査を実施、結果は「建築確認を取得できない」ことが明らかになりました。

貸すのか?売るのか?


懇意にする工務店さんの親方に事情を説明し、必要最低限のリフォーム費用を出してもらうと、ザックリで二百数十万円の見積り! 「鈴木さん、お勝手や洗面が腐っているから土台からやらないと駄目だよ!あと、2階の押し入れ天袋部分に雨漏りのシミもあるから、実際は蓋を開けないとなんとも言えないよ」と言われてしまいました。『リフォームしなければと考えていましたが、まさか、そんなに掛かるのですか?」とAさん。「ところで、このままの状態で売ることはできるのでしょうか?」とのご依頼を受けて行動することになりました。

競争入札の実施

弊社の取引先10数社に声がけをし、競争入札の実施。実際に購入の意思表示を示したのは3社!大半の業者さんは「駅からの距離があり、リフォームした後のことを考える(売却、賃貸)と二の足を踏まざるをえない」との回答。購入にあたり弊社が示した条件は価格以外にこのような項目でした。

1,境界、確定測量図の非明示

2,私道部分の通行掘削承諾書の提出はできないこと

3,残置物の処分は全て買主様が行うこと。

4,建物、土地に関して瑕疵担保免責

少々、買主様には厳しい注文を付けました。売主様は個人、取引完了後にトラブルやクレームにならぬよう配慮を優先したお願いです。このように再建築が出来ない不動産でも売ることは出来ます。所有していても固定資産税や都市計画税は発生します。そして空き家に伴う防犯上のリスクもあります。トータルでお考えいただくようにお伝えしました。併せて売るのなら、金額も大切な条件ですが、後々に問題を引きずらないことを優先、本日Aさんにご提案しました。

この記事を書いた人
鈴木 義晴 スズキ ヨシハル
鈴木 義晴
不動産仲介業務に従事して33年、宅地建物取引士の資格を取得して28年が経ちました。お客様に対して、今まで得た知識と経験をもとに解りやすくご説明させていただきます。 何かお困りのことはありませんか? 私は、様々な分野に信頼できる専門家の人脈を持っています。 もし何かお困りのことがあれば、その問題解決のお役に立てる専門家をご紹介いたします。 弁護士、弁理士、税理士、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、相続診断士、ファイナンシャルプランナー、終活カウンセラー、葬祭ディレクター‥お気軽にご相談ください。
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