株式会社スプラッシュ
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2017年02月14日
ブログ

紙つなげ!彼らが本の紙を造っている 

2011年3月11日、宮城県石巻市にある日本製紙石巻工場でなにが起きたのか?未曾有の大惨事となった東日本大震災から6年が経過する今、本書を読み、自然の力を前に無力さを感じました。が、彼らがいたからこそ今の出版業界があるとも強く感じました。年間100冊超の本を読みますが、まさか、紙がそれほど繊細であり、高度な技術で造られていたとは全く知りませんでした。

壊滅状態からの復興宣言

『8号(出版用紙を製造する巨大マシン)を回せ!8号が止まるときは、この国の出版が倒れる時です』~従業員の誰れもが「工場は死んだ」と口にするほど絶望的な状態。食料もの入手も容易でない、電気もガスも水道も復旧していない状況の中で、工場長は半年後の復興を宣言します。

紙に対する想い

辞書に使われる紙は、極限まで薄く、いくら使っても破けないという耐久性が特徴だ。しかも静電気を帯びないように、特殊加工が施されており、高い技術が要求される。雑誌に使われている用紙は、読んでいて楽しさや、面白さを体験できるものであることが求められる。最近よく好まれているのは、紙が厚くて、しかも柔らかく、高級感のあるものだそうだ。読者はめくった時の快楽を無意識のうちに求めているのだろう。ところで、雑誌には、たいてい異なる手触りのページが何種類か含まれている。雑誌の中に挟む込まれた、異なる質感の紙をアクセントページという。これは「ここから違う特集が始まりますよ」という合図であるとともに、異なった「めくり感」を出すことで、新たな興味を抱いてもらうという演出である。同質の紙ではやがて飽きてしまう。そこでアクセントページの、指先から脳へ伝わる異なった触感が、未知のものへの好奇心をそそるのである。文芸の書籍には文芸の紙の選び方というものがある。装幀家や編集者は、原稿に目を通し、作品の中身を咀嚼したうえで紙を選ぶ。(本書より引用)

工場長と居酒屋店主の話

当時、あまり報道されていなかった被災地の状況、極限状態の人の言動には心が破れそうになりました。決してきれいごとでは済まされない、死ぬのも地獄、生きるのも地獄。淡々と話される内容に映像以上の情景が浮かび、津波以上の恐怖感に覆われました。生きる、生き抜くために‥復興という「美しいもの」を描くのと同時に、「震災の現場は、美談だけが生まれていたのではない」と著者は綴っています。

天災は忘れたころにやってくる~まだまだ復興には道のりが遠い状況です。人は生きているのではなく、生かされている、そのように感じた一冊でした。『生きている中で今が一番若い』、今日も元気に顔晴ります。


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この記事を書いた人
鈴木 義晴 スズキ ヨシハル
鈴木 義晴
不動産仲介業務に従事して33年、宅地建物取引士の資格を取得して28年が経ちました。お客様に対して、今まで得た知識と経験をもとに解りやすくご説明させていただきます。何かお困りのことはありませんか?私は、様々な分野に信頼できる専門家の人脈を持っています。もし何かお困りのことがあれば、不動産の事以外でも、その問題解決のお役に立てる専門家と提携していますので、いつでもご紹介いたします。弁護士、弁理士、税理士、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、相続診断士、ファイナンシャルプランナー、終活カウンセラー、葬祭ディレクター等お気軽にご相談ください。
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